書道
今日、高校時代の友人からラインが来て、高1の頃の担任だった先生が、書道展をされているとかの連絡だった。
そして、その先生の現在の写真も添付してあった。
卒業以来 一度もお会いしていない。
ン10年もの歳月が流れている。
私の高校時代。
芸術科目は、選択制だった。
美術、音楽、書道。
私は、祖父が書道をしているのを見て来たせいもあり、迷わず 書道を選んだ。
しかし、入学してから 少しだけ後悔した。
同じクラスの女子は、皆 感じのいい子ばかりだったけれど、
男子は、圧倒的に、美術選択や、音楽選択のクラスの方が、垢抜けた感じのする男子が多い気がしたから。
書道を選ぶ男子は、やや暗い気がした。
書道の先生だった担任の先生にも、特に魅力は、感じず、まるで漱石の坊ちゃんみたいに、それなりのあだ名をつけていた。
その先生が、今でも変わらず書道をされていて その世界では有名な人らしい!
時を越えて 見直しました。
そういえば、高1当時の文化祭の提出作品に、現代詩文を選んだ私は
中原中也の「汚れちまった悲しみに」
を選び、何枚も試作していた。いつも褒めてくれて、作品の1枚を選び、パネルにして、そのパネルのベースに貼る色を選ぶ時も、アドバイスして下さった。
ブルーグレーのベースに、貼る和紙も選んで………。
懐かしい。
思えば、その後の私の人生での悲しみに、雪は降り積もったりは、あったかもしれないが、汚れてはいない気がする。
気がするだけだけれど。