ritsu-kokoro’s blog

日々の思いを綴ります。

折れた桜

昨日も実家に行って来た。
台風21号の突風で折れた桜の葉は、おとといよりも枯れが進んでいた。
それに、おととい見た印象よりも ずっと折れ方が酷かった。

樹齢は65年から70年位であると思う。
亡き祖母が苗木を植えたもの。
私の子供の頃からあった。
2階の私の部屋から見る庭の木のひとつひとつ、柿の木、竹、松、柘榴、枝垂れ柳、ムクゲ茱萸、山吹、ニシキギ、月桂樹、フェニックス、そして咲いたらその存在感があった この桜。
他の庭木に紛れる 細い桜であった。
20年前の家の新築工事の時に、庭木をかなり減らしたが、この桜は、父が残した。
周りの木が殆んど無くなったせいで、急速に大きくなった感じがする。
毎年の桜開花が楽しみであった。

美しい桜の花を見せてくれて、ありがとう。

今年の1月、やはり10m程になっていた 樹齢約100年と言われていた棕櫚の木を切った。伸びすぎて、風の強い日に揺れて葉が落ちたりしたら危険な事と、電線に近くなっていたせいで。
こちらも 台風に遭っていれば 大変な事になっていただろう。
切って正解だった事になる。しかしながら 切る時に立ち会ったが胸は痛んだ。庭師さんは、切る前に塩を撒いていた。

そう。桜の木にも、塩を撒いてあげるべきなのか。いや、根元は無事なので、再生を待てばいいのか。
どうなんだろう。どうすればいいのか。






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#庭木の思い出
#木の魂