夕食は5人でおでん
昨日も実家に行き、みんなでおでんを食べた。 みんなとは、夫、叔父、従兄弟、義妹と私の5人だ。 義妹が15時過ぎから仕込み、私が北海道十勝のじゃが芋をたくさん持って実家に着いたら、お鍋2つで煮込んでいた。 妹が「大根を買い忘れた!」と言うので、私は近くの業務スーパーに。 その場所が、高校時代の通学路の途中にあるので、懐かしく歩く。
業務スーパーの前には、懐かしい ぶらんこもそのままに中央公園も変わらずある。
高校時代の制服姿の自分が彷彿となる。ぶらんこに乗りながら友達といつまでも話していた事。 その場所から見えた先輩に挨拶した事。四つ葉のクローバー探しもよくしていた事。………。
業務スーパーの店内では、立派な大根が安く売っていた。 更に、蛸、糸こんにゃく、厚揚げ、辛子、茜霧島という焼酎とアサヒの缶ビール2缶も買って帰宅。
煮込むお鍋が3つになり、キッチンがおでん屋さんみたいになる。
17時半頃には ほぼ出来て来たが、味を染み込ます為に一旦火を止め冷ます。
再び温めて、18時半過ぎに夕食開始。 庭つながりの隣の家に居る叔父を呼びに行く。
「いただきまーす!」 夕食が始まる。
美味しい! みんな次々に食べる。 程なく従兄弟が到着。 関空バスがあまり好きではなく、関空特急はるか を乗り継いで来たという。 アメリカ育ちのせいなのか蛸は苦手の様だが、その他は美味しそうに食べる。ビールは、もちろんアサヒビール。亡き父や、叔父の父であり私のおじいちゃんである祖父が勤めていたのがアサヒビールだからだ。 そして焼酎の水割りも好きそうである。 時差のある旅路の疲れか到着の安堵からか少しして従兄弟は眠くなりお開き。 「ごちそうさま」
祖父 祖母 父 母 叔父の妻、そして弟の存在はもうこの世には無い。けれど温かいおでんの夕食に集う5人の笑い声は届いただろうか。
楽しい夕餉だった。